スポーツ(弓道)による肩の痛み

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江東区在住のAさん、会社員、50代の場合

2回目の来院となったAさん。

初回は、左肩から腕にかけての痛みを訴えられ来院しました。

今回は、だいぶ痛みも引いてきてきているが、まだ少し違和感があるとのこと。

最近、弓道を始められたらしく、これまで使っていなかった筋肉を急に使い始めたことが直接の原因と思われますが、職場でパソコンに朝から晩まで向かい座りっぱなしという状態が続いているとのことで、その労働条件も大きく関与していると思われます。

事実、首~肩のコリは相当なもので、他の場所にしわ寄せが行ってもおかしくない状態です。

更に運動も全くやっていないということで、筋力不足も顕著でした。

ぼく自身、高校時代は弓道部に所属していて、弓を射るとき、どういう動きをして、どこの筋肉を酷使するかも分かっていたので、関連している筋肉を重点的に施術していくことにしました。

今日、一番入念に施術したのは、肩甲帯でした。その中でも、特に肩甲骨内側の肩甲下筋や前鋸筋、肩甲挙筋、三角筋を緩めていきました。

弓道においては、弓を射るとき、腕で引くのではなく肩甲骨で引くのがコツです。

そして、矢を放つときは、肩甲骨を羽ばたかせるイメージで解き放ちます。

肩甲骨の可動域やしなやかさがどうしても要求されます。

施術終了後は、2回目ということもあり、肩から腕にかけての痛みもきれいに消えて、本人も大変嬉しそうでした。

今後は、持続的な筋トレやセルフケアを続ければ大丈夫ですよ、とアドバイスして、見送りました。