スピ系のお話
スピリチュアル系の話って、よく分からない？？？
皆さんはスピ系の動画とか、ワークショップって覗かれたことありますか？
目覚めとか、統合とか、分離とか、転生とか、、、。
業界特有の言葉がふんだんに使われていて、本当に相手に伝わっているのかなぁと、
しばしば疑問に思います。
例えば、”統合”という言葉。
成功や失敗、好調や不調は、人生全体で一つというまなざしで捉えるということ、と言う風に説明されると、あ～そうか、となるけれど。
物事を○✕でレッテル張りしないで、失敗の中に成功の芽がある、という見方をすることで、人生が変わる、といってくれれば納得もする。
ただ単に”統合”という言葉で言い放たれると、分かったような、分からないような、、、なんかストレスが溜まってしまう。
”転生”という言葉もそうですね。
最近、転生をテーマにした漫画を読んでみたのだけれど。
単純に過去から未来へ向かって、何度も生まれ変わりを経験する、というだけだと、ふ～～～ん、それで？となってしまう。
転生の物語が成り立つには、その基に、魂は永遠を旅する存在という世界観が必要になる。死んだらそれっきりという世界観では（当たり前だけど）話が成り立たない（笑）。
更に、転生するということは、無数の条件の中から一つ一つを選んで成り立つという暗黙の設定も必要だ。
どういうことかというと、人は転生するたびに、
一つの時代を選び
一つの国と地域を選び
一組の両親と家庭を選ぶ
その結果、一つの国籍が決まり、母国語が決まり、文化的な基盤が決まる。
更に、人生に決定的な影響を与える家庭環境が決まる。
一つを選んだら、それ以外を選ぶことはできない。
性格・容姿・様々な素質も無数の条件の中から一つ一つ選ばなければならない。
そしてこの条件設定に隠されている最もたいせつなことは、偶然・たまたま、その条件を背負わされたのではなく、”これをしたい”から、それを果たすために必要なこの条件を自分で選んだ、という設定がどうしても必要になると思うのだが、どう思う？
魂が震える最高の物語（ストーリー）を描くという動機があり、そのために必要な条件は必ず与えられる。そういう設定でなければ、この不完全な厳しい世界にわざわざ生まれてくる必要も必然も生じないと思うから。
更に付け加えると、選んだ一つ一つの条件は、必ず可能性と制約の両方を持っている。
日本に生まれたなら、日本人としての可能性と制約が生まれるように。
言い換えると、制約に満ちた条件を引き受けるということは、同時にその制約が可能性を生み出すという不思議さを併せ持っているということ。
それは、人生という物語に奥深さが加わるということだと思う。
そして、更にいうと、生まれ変わる度に、単に異なる環境を選ぶということではなく、魂の成長に最も適した環境・条件を選べるという設定にすれば、尚物語は面白くなるだろう。
背負う条件が変わるということは、その都度、背負う煩悩、心の傾き・くせが変わるということだから（心の傾きは、主に家庭環境・両親の影響で決定する）、前世・前々世・前々々世とは異なる境地・人間的成長を獲得するチャンスを得られるということ。
これで転生の物語は、面白さだけでなく、奥行きや陰影の深さも約束されるだろう。
この転生のシステムを考えた神さまは素晴らしい！
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